こんにちは!横浜の町の害虫駆除屋さんのビートシステムです。
今日は危険度はスズメバチよりは低いですが、アシナガ蜂の高所の巣の除去作業のお話をさせて頂こうと思います。
横浜市では結構多い3階建てのお宅。最近の分譲住宅だと、隣の家とも接近しており、梯子を掛ける足場も不安定な事が多く、同じ高所作業でも結構難しいケースも多いです。
こういった外に出ている人の手が届きずらいような位置や場所にあるフードカバーの内側に、アシナガバチはよく巣を作ります。
窓の外にポっと出来た巣より見つけずらいので、人やスズメバチの攻撃から巣を守り易いのでしょう。だからこそ駆除する立場としては不安定な場所であってもかさばる防護服を身につけて高い梯子を掛ける必要があり、結果難易度が高くなる場合もあります。
大きくはありませんが、下から見えるアシナガバチの巣。
シャワーヘッドの形をしていて、その丸い穴の一つ一つに蜂の子が入っています。
フード内に蜂の駆除スプレーをたっぷりと吹き付けると、驚いたアシナガ蜂達が、ワッと飛び出してきます。この瞬間もかなり危険です。毒性の低いアシナガバチですが、やはり刺された場合のアナフィラキシーショック症状は怖いですし、ましてや駆除剤を散布したタイミングで一斉にこちらに飛び出してくるので、いくら暑くても防護服は身を守るためのものとして必ず必要です。(その分、仕事後のビールは大変美味しく感じるんだそう。笑)
薬剤が付いた蜂達は徐々に弱って死んでいくので、蜂達が巣に戻っていればいる程仕留め易いのですが、そのタイミングで巣にいなかった蜂って必ずいます。
働き蜂は、朝、餌や巣の材料を探しに出掛けていき、夕方巣に戻ってきます。なので、巣に戻ってくる前に巣そのものがなくなって、巣があった場所のそばを1週間程度彷徨い続けます。これが戻り蜂というものです。なので一週間程度はその周りの注意が必要です。他の記事にも記していますが、死んだ蜂の毒針は有効です!蜂の巣除去後、見えている範囲内で死んだ蜂の回収は致しますが、全ての蜂の回収は難しいです。お子さんやお孫さんが他の昆虫と同じように触ってしまわないように注意が必要です。
無事除去作業が完了しました。家の方に戻り蜂のご説明をさせて頂き、納得頂けたようなので、これで終了とありました。
最後までお読み頂き、どうもありがとうございました( ^_ ^ )/