意外に厄介なミツバチの駆除

こんにちは、横浜の害虫駆除屋さんのビートシステムです。

 今日は、ミツバチについてのお話です。

 ミツバチは比較的、入り組んだ狭い場所に巣を作る傾向があります。また、オオスズメバチの駆除と聞いて、現場に向かったものの実態は閉所空間にあるミツバチの巣をオオスズメバチが襲っていただけということも多々あり、ミツバチの巣が他の蜂を誘引してしまう状況も見かけます。弱肉強食の世界はどこも一緒ですが、強暴な大型の蜂まで呼び寄せてしまうのは恐ろしいですね。

 呼び寄せてしまう個体は別として、ミツバチは見た目が可愛くて、性格のおとなしい蜂なので、スズメバチに比べると比較的安全といえる種類です。ただ、弱性とはいえ毒自体は持っている為、刺されても100%大丈夫とのお墨付きは医者も与えてくれません。巣を攻撃されると集団で人に襲って来ることもあるので、何かしらの安全対策は講じておく必要があります。

 毒性も弱いならミツバチを駆除するのは、簡単なんじゃないの?と思われがちですが、これがかなりの重労働なんです。まず、最初に記載した通り、狭い空間に巣を作ることがほとんどです。さらにそれに加えて、ミツバチの巣は蜂蜜でベタベタです。蜂蜜は液体なので重さも加わります。よって施工時の防護服や工具などはミツバチの蜂蜜でベトベトになります。くまのプーさんなら大喜びすると思いますが、施工する人間にとってはその後もメンテナンスなどを考慮すると非常に厄介です・・・。

弊社でもミツバチ施工の経験が浅い初期の頃はアシナガバチと同じ感覚で施工を請けていましたが、現場に携わる側の感覚値でいくと、蜂の中では非常に手間がかかる事案であるため、最も安請け合いをしにくい種類だなと考えを改めて今に至ります。危険度でいくと一番低いはずのミツバチが、金額面ではスズメバチよりも高額というのが、一般的な感覚との差異ですね。この部分に関しては説明すればわかってもらえるのですが、最初から理解されている方はほぼいないイメージです。

 あと、よく言われるのが「蜂蜜だけ分離して取り出してもらえないか?食べたいから」というコメントです()食品として販売できるまでの過程など専門的なことは言えませんが、駆除施工後は薬品がついているので避けた方がよいのは間違いありません。自分自身も薬品漬けされていないなら舐めてみたいと何度も思っていますが、何度かろ過しながら不純物を取り除き、蜂蜜としての純度を上げるという話を聞いたこともあり、まだ実践には至っていません。

 ただ、先日、他業者様で駆除した後のミツバチの巣をペロッと舐めた方とお会いしました。内部の側であった為、薬品がかかりにくったなどの差はあるでしょうが、「美味しかった」との感想。その方の体長を気遣うコメントを差し上げましたが、しばらく経過をみて、体調を崩さないことを確認できれば、いずれ自分も舐めてみようかなと思う今日この頃です。

 

ここまでお読み頂き、有難うございました。

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