
こんにちは!
横浜市でネズミ駆除を専門に行っている「ビートシステム」です。
今回は、「家の中でネズミが繁殖してしまっているお宅では、複数のネズミを一度に捕獲できるケースがある」という、実際の現場でよくあるお話を、プロの視点から分かりやすくご紹介します。

外にあったネズミの通り道に設置した粘着マットに子ネズミが複数引っかかっています。ネズミスポットは家の中にも外にもあったりします。
Tさんのお宅。「確か二年前くらいから何となく天井裏からカサコソ音はしていたけれど、忙しさもありそのままにしていたら部屋にまでネズミが出るようになって。。配電盤付近からも出入りしたりして火事も怖いしパンやお米の袋まで齧られてそれに関しても困っているのよ」というご相談が。
ちなみに二年間ほど放っておくとかなり数が増えてしまいます。ネズミ講という言葉があるように、とてもネズミの繁殖力は高いんです。
弊社への駆除依頼で9割以上を占める「クマネズミ」の場合:
- 繁殖可能期間:生後3ヶ月〜2年
- 1回の出産数:5〜7匹
- 年間妊娠回数:5〜6回
つまり1匹のメスネズミが、1年間で30〜40匹以上を産む計算になります。
ネズミの通り道は家の外と家の中両方に存在します。なので冬に1〜2匹入っただけでも「ネズミ村」が完成してしまいます。クマネズミは、約1.4cmの隙間から侵入可能です。つまり、
- 冬場に1〜2匹侵入
- 天井裏・壁の中で繁殖
- 春〜夏には10匹以上に増加
- さらに親族間で爆発的に増殖
という流れで、気づいた時には「ネズミ村」が完成してしまうのです。。
外の粘着マットに「子ネズミが複数」かかることもあります。
特に繁殖が進んでいるご家庭ほど、複数のネズミが同じルートを使うため、1〜2枚の粘着マットにまとめて捕獲できることもあります。それもここだ!ここに粘着マットを設置しようというスポットが存在し、きちんと設置した場合になります。
複数同時捕獲ができる条件とは?
すべての現場で可能というわけではありませんが、次の条件が揃うと
複数のネズミが一度に捕獲される可能性が高まります。
✅ 行動範囲が重なっている
✅ 毒エサを食べたネズミが同じ通路を通る
✅ 設置ポイントが「本物の通り道」
✅ 粘着マットの向き・枚数が適正
「ここだ!」というスポットに、プロが正しく設置した場合にのみ起こる現象です!
まず私たちが現場で行うのは、ネズミの通過痕(ラットサイン)を探すことです。ラットサインとは黒く擦れた汚れ、 脂で光っている部分、 フンや足跡の集中箇所になります。これをもとに、
- 粘着マットの設置
- 毒エサの設置(※場所に明確なポイントあり)
- 外壁・内壁の穴塞ぎ
を同時進行で施工していきます。
要注意!こんな意外な場所も侵入口になります
実際に多い侵入例→
- 配電盤の内部(黒く汚れたラットサイン)
- 昔使われていたエアコンダクトの穴
- 劣化した通風口・換気口
- 外壁と外壁の隙間
「え?ここから?」という場所から、クマネズミは木登りのようによじ登って自由に出入りします。
それはそのご家庭によっても全く異なったりするので、まずはお伺いさせて頂き、ネズミの通っている形跡の汚れ(ラットサイン)を探し出し、そこに施工を施していきます。それと同時に毒エサ(これも置く場所のポイントがあります)、家の外壁、内壁を中心に穴らしい穴を塞ぎます。通風口の劣化による穴なんかは特に注意が必要です。

配電盤の中からの出入りのラットサイン。左はじが黒く汚れてしまっていますね。こんな意外な場所からの出入りもあったりします。火災を招く恐れもあり危険ですね。。

昔作ったの思われるエアコン用のダクトが通っていたと思われる壁の穴。これもラットサインです。黒く煤けてしまっていますね。
木登りが得意なクマネズミにとっては壁と壁の間をよじ登ることはとても容易いことでもあるんです。。そして一番居心地の良い場所に巣作りをしていきます。食べ物が家になければ再び穴から家の外に出て、調達もしてきます。基本的に雑食なので住宅街なんかでの調達は簡単なんですね。
夏の毒エサ駆除は要注意|ビートシステムの方針
弊社では、
ネズミの腐敗臭・ハエやウジの発生リスクを防ぐため、
施工は基本的に「11月〜5月G.Wまで」を推奨しています。
夏場に毒エサを使用すると、
- 壁の中で死亡
- 強烈な腐敗臭
- 室内にハエが発生
という、二次被害が非常に大きくなるリスクがあります。
👉 ただし
「調査のみ」は年間を通していつでも受付しています。(しかしながらネズミの腐敗臭やそれに寄るハエなどの発生の為、施工は11月頃〜5月G.W頃までという期間を弊社では奨励しております。調査依頼は年中引き受けさせて頂いております。)
まずはご自身で簡易的な穴塞ぎやマットの配置をしてみたいという方は、良ければこちらのブログも参考になります→
横浜市のネズミの被害/ネズミ用粘着マットの応用編です。
横浜市のネズミ駆除ならビートシステム|出口封鎖の失敗例とパンチングパネルの正しい使い方
Tさんのお宅も2ヶ月程度で無事ネズミ駆除が完了しました!外回りの妨鼠施工もバッチリですから、ネズミも簡単には次は入って来れません。
8割の一般的な広さのご家庭の場合、2〜3週間に一度4〜5回程お伺いした上で
- 家の外周のどこから入ったのかの確認+防鼠工事
- 家のどこから出てきてしまっているのかの確認+防鼠工事
- ネズミそのものの駆除(粘着マット+毒エサ)
これが弊社の駆除施工の基本となります。
ここまで読んで頂き、どうもありがとうございました!
【 横浜市でネズミ被害にお困りの方へ】
「マットを置いてもなかなか捕まらない…」という方は、侵入口が複数ある可能性があります。
当社では、調査から封鎖作業まで一括で行っています。お気軽にお問い合わせください。
- 天井裏で音がする
- 小さな糞を見つけた
- 食材をかじられた
- 配線被害が不安
- 部屋にいただけでダニに刺された
こうした小さなサインは、被害が始まっている証拠かもしれません。
ビートシステムでは、
横浜市全域でネズミ駆除・調査を行っております。
まずはお気軽にご相談ください!
「ホームページを見た」とお伝えいただければスムーズです。
