ネズミの侵入口は配管パイプもその一つ

こんにちは!横浜の町の害虫駆除屋さんのビートシステムです。

今回は非常に珍しいケースのご紹介です。

とある住居のネズミ対策施工を行っていた時のこと。屋内へのネズミ侵入は早い段階で止める事が出来たのですが、床下エリアへの侵入が止まらなかったケースがあります。お家の方が言うには床下空間はコンクリートで施工しており土壌はないとのこと、なので床下エリアからトンネルを掘ってのネズミ侵入は考えにくいとのことでした。ただ、外周部分も徹底的に防鼠工事を行い、他にどこが???といった状況になっておりました。念の為、床下に少しだけ潜らせて頂いたところ、、、あれ?何だこれは?排水パイプの先がない??

 

手抜き工事業者の意図的な仕業なのか、適当に排水パイプを繋げていて外れたのか。。とにかく、風呂の排水パイプが外れており、こんな風にむき出しになっていました。確かに床下自体はコンクリート仕様でしたが、風呂の排水で水浸しになった影響でコンクリートにも大きなひび割れが起き、大きな水の道ができていました。その水の道は屋外にある庭まで繋がっており、部分的にひび割れも確認できました。イメージとしては少し前に博多駅前の道路が陥没したような感じですね。

もはや鼠侵入だけの話ではなく、20年前に建築を行った施工会社の責任問題を含めた大問題となります。お家の方にご報告した際に施工会社もお聞きしましたがかなり有名なゼネコンさんでした。安く買い叩かれて、家の構造の見えないところで手を抜いた施工をしてしまったとは思いたくないですが。。。最終的に補償問題などがどう決着したかは不明ですが、大きなクレームとなったようです。。

最近の耐震偽装のマンションも規模は大きいですが、元々は建設業界の下請けが買い叩かれたり、無理な納期を要求され続けたり・・・結果、問題のあるマンションが建ち、耐震偽装が発覚し、そこからの建て替え、住人の移動など、大変なエネルギーや多額の負債が発生していますね。。規模は違いますが、元は同じ理由にあるのではないかとも思ったりします。ものやサービスにある適正価格、過度なサービスを期待しないという事。安心安全を守る為に、関わる人全てが気持ち良く仕事が出来るという事。それが実は一番近道だったり心の豊かさにも繋がるんじゃないかなと考えたりもします。。

若干、話が逸れましたが、この現場を経験して私も学びました。「ベタコンだから我が家の床下からの侵入は絶対ない。だから大丈夫」という言葉は信じてはいけないと!

ここまでお読み頂き、どうもありがとうございました!(^.^)

 

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