
横浜市のネズミに関するご相談内容としてはこの3パターンが非常に多いです。
- 11~12月 実家の米や乾麺が齧られたのを見つけましたし、天井裏でもカリカリゴソゴソと足音を聞くようになりました。フンも落ちていているので心配なので調査してほしい。
- 昨年かその前、天井裏でネズミの気配を感じたもののそのうちに気配が無くなった。しかし再び壁や天井裏でゴソゴソと足音を聞くようになったので調査してほしい。
- 少し前にネズミを確認したので、毒餌を置いた。ネズミの気配が無くなったが、部屋で悪臭がするので調査して欲しい。
電話で弊社が最初にお伝えするネズミ駆除施工についてのお話とは
私が弊社のネズミの駆除施工内容(外壁の穴、内側の穴の塞ぎ、毒餌の設置、粘着マットの設置のお話)を一通り致します。
ネズミによる食害も困るのですが、それより怖いのは人刺しダニを媒介するという事
ダニの被害はネズミが家に居着いて2~3年程度経ったお家が多いです。天井裏にネズミ村が出来上がり、6月の蒸し暑い時期にネズミを介してダニの大発生が起こることがあります。天井裏から居住空間にダニが降りてきて「リビングにいるだけで痒い」「寝室にいるだけで痒い」というお問い合わせが実は毎年あります。(その場合は弊社でも空間消毒の噴霧を推奨しています。)
ただ実際はまだそこまでの被害を気にする必要には及ばないお宅が多いので問題がない事が多いですが、被害がまだ拡大していないお家にネズミが家に居着くことのリスクはやはり説明した方が親切だと私は思います。
こちらNさんのお宅のお話を参考に、弊社へのお問い合わせ→ご案内→本施工のご紹介します。
「12月くらいから実家のストックの乾麺が齧られたのを見つけて。デイケアの人も来るのに居住空間にまでフンも落ちていているのを見つけて。。うちの親は気が付いていなかったみたいなんですけど、気持ち悪いので調査に来て頂けますか?」箇条書きにある最初のパターンのお家になりますね。
ご両親は既に耳が遠い事も多い上に、実は夜人気が無くなった頃にネズミが活動しているという習性もあり、意外と1年程ご家族も気が付かないことってよくあるんです。
ネズミは寒さに弱いので、本来は寒くなる毎年11月くらいから暖を求めて家の外壁の隙間から侵入し、12月初めには朝晩は更に気温が下がりますね。居住空間は暖房で温めるので、その上の屋根裏も温まり居心地も良くそのままそこを住処としてしまうことが多いです。なのでこの時期から相談が急増することが多い印象です。
弊社では2〜3週間に一度駆除施行にお伺いし、2~3ヶ月程度かかってネズミの気配がなくなるお宅が8割程となっています。残りの2割はお家の構造上穴が沢山あり過ぎて塞ぎ切れないケース、荷物が沢山あり過ぎて穴が見つからないケースが殆どです。
押入れの天袋、点検口、お風呂場上の蓋から天井裏が確認出来る、そこで駆除施行が可能な場合ということが前提となっております。あとは床下の収納もあれば確認します。いずれにせよお伺いしても何も確認出来なければ手の打ちようがありません。
ネズミは指先位の穴(1.4センチ)があれば通り抜けができます。このサイズは必ず塞ぎます。
築年数が経った住居等は、基礎の空気口格子の劣化による隙間からの侵入が多いのです。通風口の劣化見られますね。↓


(ネズミの駆除後防鼠処理を致しました。完全に塞いでしまうと湿気が籠り、今度はシロアリ被害が発生する可能性もあるので素材は錆びないステン材の穴あきパンチパネルで行っております。)

こちらは同じNさんのお宅の室外機(左)→配線の為の外壁穴の隙間。こちらもしっかり埋めていきます。
一度気配がなくなったと言っている方も場合によっては多いのですが、人が生活する時間には静かにしていて夜人が寝静まった後に活動することも多いので、実際は屋根裏に生存していたものの、住民が存在に気が付かずネズミがいなくなったのだという誤解してしまう事も多くあります。働いていて留守にしていればなおのことです。気が付かない期間が長ければ長いほど、ネズミの個体数はどんどん増えていきます。

屋根裏のネズミのフン。6月梅雨時期など蒸し暑い時期にはここにも小さくて見えませんが人刺しダニが沢山になっている場合もありますので注意が必要です。
ネズミの個体数が増えた時点で住民がその存在に気が付いて、通風孔など侵入経路の穴を見つけてご自身で塞いだ場合、逆に家に閉じ込めてしまい部屋で個体を目撃したり気配を感じたりする事も多くあります。
また、弊社は毒餌を使用しております。穴塞ぎと粘着マットのみの施工は場所によってはネズミに学習される事も多く、なかなかマットにかからない事が多いからです。ただし餌を食べたネズミが上手く屋外に出てしまえば良いのですが、家のどこか(手の届かない天井裏や壁の間等)で息絶えた場合には厄介なことになります。死後の時間の経過と共に腐敗が生じます。それが臭いの元となり壁や天井から臭いが漏れて家の中で死臭を感じたり、特に夏場には虫がわくことが多くなります。
そういった事情から、弊社では夏場のネズミ駆除はお勧めしておりません。弊社がお勧めするのは11月〜5月のG.W前までの期間に完了するということをお伝えしております。
